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ペーパームーン

主に大人になって習い始めたピアノについてのブログです。 その他日常雑記。腐女子のため、たまに内容注意(笑)

昨日、おんそうずの第1回の集まりがありました!
場所は東村山市の中山みどりアートハウス。
JRの新宿駅から西部新宿線の駅に行くのにかなり迷いましたが(笑)、
無事にたどり着けて良かった
プログラムは、


  【全体合唱】
  1.小嶋登作詞・坂本浩美作曲/旅立ちの日に

  【歌】
  2.井上陽水作詞・平井夏見作曲/少年時代

  【ピアノ連弾】
  3.サティ/ジュ・トゥ・ヴ

  【ピアノ】
  4.ベートーヴェン/ピアノソナタ『悲愴』 Op.13 第2楽章
  5.ギロック/雨の日のふんすい(子どものためのアルバムより)
    グリーグ/ノクターン Op.54-4(抒情小品集より)

  【お話】
  6. オリジナル/君が生きてるこの世が好き

  【ピアノ】
  7.ベートーヴェン/ロンド Op.51-1
  8.ナイマン/楽しみを希う心(映画「」ピアノ・レッスン」より)
  9.ブルグミュラー/空気の精(18の性格的な練習曲集より)
  10.シャンソンメドレー
     コズマ/枯葉
     デーレ/すみれの花咲く頃
     トレネ/詩人の魂

  【オカリナ&ピアノ】
  11.いずみたく/見上げてごらん夜の星を

  【歌】
  12.阿久悠作詞・宮川泰作曲/宇宙戦艦ヤマト

  【ピアノ】
  13.ショパン/スケルツォ 第2番 Op

  【全体合唱】
  14.アンジェラ・アキ作詞・作曲/手紙


結論から言うと演奏…撃沈しました(泣)。
ここ何回かの人前演奏は、緊張しつつも崩れることはなかったので、
ちょっとは慣れたかなぁと思っていたのですが久々にすごく緊張して崩れましたね~
止まって弾きなおすしミスタッチは多いし
他の方たちは、緊張しつつもきちんと弾いてらっしゃったので
それに比べて…と結構凹みましたが、発表会もありますし
凹んでばかりもいられないのでまた頑張りたいと思います(立ち直り早すぎ・笑)
しかし、他の皆さんの演奏はとても素敵でした
演奏だけじゃなく他にもいろいろ盛りだくさんで(プレゼント交換や4択のパーソナルクイズ、
ばんちゃん父さんのおやじギャグコンテストなど・笑)楽しかったです~♪
盛りだくさんすぎて2次会の時間が押すほどでしたね(笑)。
でも今回,皆さんと初めてお会いするということでかなりドキドキしていたのですが、
こういうののおかげか交流会は緊張しなかったです!!
皆さん、なんだかブログでのイメージ通りでしたね~(笑)。
また次回のおんそうずでお会い出来るのが本当に楽しみです♪
つむじねこさんの帰国に合わせて6月か7月のようですが、きっとまたすぐですね~
その時には、今回のリベンジが出来たらと思います。
あと、今回ゆっくりお話できなかった方ともお話出来ると良いなぁ。
とりあえず、昨日お会い出来た皆さん、お疲れ様&本当にありがとうございました。
とっっても楽しかったです♪
ばんちゃん父さんには特に感謝です♪
いろいろ取り纏めて頂いてありがとうございましたm(__)m

しかし、今日練習に行って先生におんそうずの結果話して泣きつきましたが、
緊張には結局慣れしかないとのこと
結構弾いてるつもりなんだけどなぁ(泣)。
人前で弾く機会があれば出来るだけ挑戦しようと決心しました。
って、4月の弾き合い会、断ってもったいなかった~

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こんばんは!ばんちゃん父です!
無事ご帰宅のご様子、安心しました。

今回は、天候の悪い中遠路はるばるお越しいただいて、本当にありがとうございました!

プログラムがてんこ盛り過ぎて、時間押しまくり!でしたね(笑)。ゴメンナサイ!
でも、楽しいで頂けたようなので、それは良かったかなと、自分で自分をほめてやりたいと思います!(笑)

人前での演奏が終わった後、「もっとああしたかった」とか「もっとこう弾きたかったのに」という思いが残るのは誰でも同じです。その思いを、次へつなげていけばOK!悲しむことはないですよ!

そうですね。皆さんの笑顔や笑い声がどんどん増えてくのが分かって、私も嬉しかったですよ。頑張って準備した甲斐がありました。

次回もまた、笑顔でお会いしましょうね!楽しみにしています。

PS 実際にリア友になったので、こうしてコメしていても、以前とは全く違う感覚です。そう思いませんか?

2011.02.13 22:00 URL | ばんちゃん父 #aD8rHxOM [ 編集 ]

人見知り仲間のエラニユースさんも緊張せずに皆さんと交流できたなんて、ホントに温かい雰囲気、楽しい会だったんですね。皆さんのブログから楽しそうな雰囲気が伝わってきて羨ましいです~。

次回は参加したいなぁと思います♪

2011.02.14 00:17 URL | つむじねこ #- [ 編集 ]

お疲れさまでした^^
お話もしてくださり、楽しかったです
ありがとう^^
楽しみを希う心、いい曲ですね
素敵に弾かれてました♪
人前って、なんでドキドキしてしまうんでしょうね^^;
私のピアノの先生のお友達は、人形をならべて練習するんだそうです(笑)
私も、今度やってみようかな^^
でも、私の場合は初めから弾けてないから(反省)
人前での挑戦!
見習いたいものです(^^ゞ

2011.02.14 00:18 URL | florally #- [ 編集 ]

こんばんは。
お疲れ様でした~!
帰りも疲れましたよね?

皆さん、ご丁寧な記事で私はすっ飛ばしまくりでごめんなさい~(笑)

エラニユースさんの演奏素敵でしたよ!
途中のストップとかそういう事ではなくて
曲の迫力が伝わってきたし、大人になって始めてあそこまで弾ける人ってあまりいないと思います。
普段、ピアノ頑張ってらっしゃるのがすっごくよく分かりました。
今まで録音も聴いた事なかったし、生で聴けたのすっごく嬉しかったです♪

エラニユースさんは一目見て分かったんですよね~。
事前に背の大きさ聞いてたし(笑)
もっといろいろ(ホントいろいろ)お話したかったのですが、時間がなかったですね(涙)
また、お会い出来るのを楽しみにしてます♪
発表会の練習も頑張って下さいね!

2011.02.14 00:26 URL | らべんだ~ #- [ 編集 ]

遠路はるばる本当にお疲れ様でした。
お会いできてよかったです。
2次会出られず残念です。
次回はぜひぜひ参加したいです。

演奏とてもよかったですよ。曲の雰囲気がよく表現できていて音色もきれいでした。
凹む必要なんてちっともないので、もっと自分に自身を・・・

2011.02.14 00:30 URL | 私はタワシ #5eVrhZok [ 編集 ]

初コメします!笑
お会いできて嬉しかったです!
初めてお会いしたのに、何だか前から知っている方のような親しみがわいて楽しくお話させていただきました。

演奏、素敵でしたよ~♪表現したいことが素直に伝わってくるような、まっすぐな演奏でした。脱力ができているようで、音がすごくきれいでした。あのピアノの大きな音にびびってなくて、思い切って弾かれていたのが素晴らしいと思いました。私は緊張で音がカチカチでした~涙

また次回もがんばりましょうね♪

2011.02.14 08:48 URL | Sleeping #MJPjo7JA [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2011.02.14 12:31  | # [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2011.02.14 17:29  | # [ 編集 ]


ばんちゃん父さん


一昨日は本当にお疲れ様でした!
ご心配頂いてありがとうございます^^;
昨日は早めの時間に帰宅しました♪
(で、教室へ練習にいってさっそく先生に泣きつきました・笑)

プログラム、確かにてんこ盛りでしたがお陰でとても楽しかったです!
他の皆さんのブログを読んでも、皆さんがとても楽しまれたのが伝わってきましたi-179
これも本当にばんちゃん父さんのお陰だと思います。
思いっきりご自分を褒めてあげて下さいね(笑)!

演奏は悔いの残るものになってしまいましたが、
確かに、「もっとああしたかった」とか「もっとこう弾きたかったのに」とかは
もっと良い演奏が出来たにしろ毎回あるような気がします。
今回のことは良い経験が出来たと思って、またピアノ頑張ります♪

次回のおんそうずもとても楽しみにしてますので、
またよろしくお願いいたしますm(__)m

確かに実際にお会いしてからだと、コメントの時違いますね~。
思わず顔が浮かんできて、前よりかなり距離が近くなったような気がします(^^ゞ

2011.02.14 19:23 URL | エラニユース #- [ 編集 ]


つむじねこさん


そうなんです!
人見知り仲間(笑)の私が、交流会は緊張しなかったんですよ~。
ブログでお話してるので初めてお会いする気が全然しませんでしたし、
実際にお話し出来てとっっても楽しかったです(*^^)v

次回は、ご都合がつけばぜひぜひ参加して下さい!
お会い出来るの楽しみにしてますね^^;

2011.02.14 19:32 URL | エラニユース #- [ 編集 ]


florallyさん


一昨日はお疲れ様でした^^;
こちらこそお会い出来て、お話出来てとても楽しかったです♪
想像と違ってかなりお若くてびっくりしました~(@_@)!
こういうのも実際お会いする楽しみの1つですね(笑)。

楽しみを希う心、とっても良い曲なんですけど
それを十分に伝えられなかったのが悔やまれます…i-201
人前ってなんであんなにドキドキしてしまうんでしょうね(>_<)
あがり症なのでなんとかしたいと思っているのですが、
人形を並べて練習ですか(@_@)!
効果あるのでしょうか、私も試してみようかな(笑)。
いやでも、florallyさんちゃんと弾かれてましたよ♪
始めたばかりであれだけ弾けるってすごいです!
落ち着いて弾かれてるように見えましたし羨ましいなぁと思いました。

人前演奏は結構してるんですけど、もっと慣れたいなぁと思ったんです。
仕事する前は電話応対も苦手なくらいのあがり症だったのですが、
仕事で否応なくするうちに全然平気になりましたし、
やっぱり何事もなれなのかなーと。
機会があったら積極的にしたいと思います^^;

2011.02.14 19:49 URL | エラニユース #- [ 編集 ]

ごめんなさい漢字間違いました。
いうまでもなく、自身は自信の間違いです(汗)
ところでどこかのブログで、エラニユースさんの演奏が第2のタワシワールドみたいだという声がささやかれていますが・・・私なんぞに似ているといわれたらエラニユースさんに失礼ですよね(怒)

そうそう、お会いした時からずっと思っていましたがエラニユースさんリボンのついた制服似合いそうです。小柄でかわいいですもの。(男性がこんな発言したらちょっとまずいですが・笑・女同士だからいいですよね?)

2011.02.14 19:52 URL | 私はタワシ #5eVrhZok [ 編集 ]


らべんだ~さん


一昨日はお疲れ様でした!
らべんだ~さんこそ遠くから飛行機で来られて(笑)、お疲れだったのでは。
私は新幹線で爆睡してましたし大丈夫でしたよ~♪
帰ってから教室に練習に行けたくらい元気でした(笑)。

演奏は…私的にはとても悔いの残るものになってしまいましたi-201
曲の良さをもっと伝えたかったんですけど~(泣)。
でも、普段ピアノ頑張ってらっしゃるのがすっごくよく分かったと言って頂けてとても嬉しいです(^^ゞ
飽き症の私にしては、ピアノ結構頑張ってるのでi-201
今回のことは良い経験と思って、またピアノ頑張りたいと思います。

あはは、やっぱり分かられちゃいました?(笑)
私もらべんだ~さん髪型で分かりましたよー♪
それにやぱりお美しかったですし^^;
お会い出来てとても嬉しかったです!
でも、私ももっといろいろお話したかったです~i-201
次にお会いする時はゆっくりお話出来ると良いですね^^;
また楽しみにしてます♪
発表会の練習、曲が意外に手ごわいのですが頑張りますi-201

2011.02.14 20:10 URL | エラニユース #- [ 編集 ]


私はタワシさん


一昨日はお疲れ様でした^^;
こちらこそ、お会い出来てとても嬉しかったです~(^^
タワシワールドも堪能させて頂いてとても耳福(←こんな言葉あるかな・笑)でした♪
2次会ご都合悪くて残念でしたが、また次回はぜひ参加して下さいね!
ゆっくりお話もしたいです~。

演奏は…いやもう、本当に崩れた演奏だったですから~(泣)。
でも、曲の雰囲気がよく表現できていて音色もきれいでと言って頂けて嬉しいです♪
音色綺麗でしょうか?自分では良く分からないですがi-201

あ、字のことは分かりましたので大丈夫ですよー♪
し、しかし、第2のタワシワールドですか~!!?
ど、どなたがそんなことを?!
そんな恐れ多いですよ~~i-201i-201
でも、タワシさんの演奏とても好きなので、すみません、とっても嬉しいです!!
あんな演奏でそんなこと言って頂けてなんだか冷や汗ですが(汗)
こちらこそ、私なんかが似ていると言われてしまってすみません~(笑)

それと小柄でかわいいなんて言って頂けて嬉しいです(照)。
でも、この歳でリボンはやっぱりきついですよー。
若い子なら可愛いですけど♪
はっ、そうだ、タワシさんに制服の写真お見せするの忘れてたんですよ~i-201
せっかく持っていったのに。
また今度お会いした時にお見せしますね♪

2011.02.14 20:32 URL | エラニユース #- [ 編集 ]


Sleepingさん


一昨日はお疲れさまでした^^;
コメントありがとうございます~♪
お会い出来て、こちらこそとても嬉しかったです(^^ゞ
実は私も、お話させて頂いたしコメントしようかなーと思ったのですが、
小心者なのでコメント出来ずでしたi-202
なので、コメントとても嬉しいです!
私も後でコメントさせて頂きますね(^^♪
私も、ブログにお邪魔して読ませて頂いていたせいか
ホントに初めてのような気がしませんでした^^;
初対面でコメントもしてなかったのにいきなり気安げな感じですみませんでした(笑)。

演奏は…かなり悔いの残る演奏でした~(泣)。
とても好きな曲なのでもっと良い演奏を聴いて頂きたかったのですが、
真っ直ぐな演奏と仰って頂けると嬉しいです♪
しかし、音綺麗でしょうか?
タワシさんにもそのようなこと仰って頂きましたが、
自分では良く分からないですね~i-201
脱力出来てるのかも正直分からなかったりしますi-202
でも、グランドの音は、レッスンもグランドですし、
教室で練習する時もグランドなので慣れてるんですよね。
なので皆さん音の大きさに驚いたと仰ってましたが、あれ??って感じでした(笑)。
なので、ミスタッチは多かったですが弾き方はいつも通り弾けたのかもです。

しかし、やっぱり悔いの残る演奏でしたので、
また次回頑張りたいと思います^^;
お互いまた頑張りましょうね♪

2011.02.14 20:49 URL | エラニユース #- [ 編集 ]

楽しみを願う心。
別のところでラベンダー将軍がエラニユースさんの演奏を「オトコマエな演奏」って評してましたよね。
それ読んで、ん、なるほど、そんな気持ちよい演奏だったなと思いました。
余裕はないのでしょうけど、思い切ってるとこがあるような。
>結構凹みましたが
とありますが、それは演奏後ではないですか。
演奏中は切れずに、できることに目一杯挑んでいるように感じました。

>人前で弾く機会があれば出来るだけ挑戦しよう

よっ、性格もオトコマエ。

2011.02.14 21:00 URL | とびたか #FMkYlHcw [ 編集 ]


とびたかさん


私もSleepingさんのところで、らべんだ~さんのこのコメ見ました(笑)。
う~ん、自分じゃ分かりませんがオトコマエな演奏かなー。
思いきってるところあるか自分じゃ分かりませんねi-229
凹んだのは確かに演奏後ですけど、演奏中はそんな余裕なかっただけですし(汗)。
でも、中身は男っぽいは良く言われたりします(笑)。
実はうちは両親が仕事忙しくて子どもの頃はずっと兄と2人のことが多く、
兄に育てられたようなものなので、かなり影響受けて育ったんですよねー。
それが演奏に出てるのかも(笑)。

ところでとびたかさん、褒めてもなにもでませんよ~?笑

2011.02.15 00:20 URL | エラニユース #- [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2011.02.15 19:53  | # [ 編集 ]

>褒めてもなにもでませんよ~?笑

えっ?なんにも出ないのですか。
ケチだなー。

って、それは冗談なんですが、
エラニユースさんが雪国の生まれだと知って、
東京での私の演目、四国の中途半端な雪の話、
どういうふうに感じたのかなと、少し気になりました。
それと同時に、以前から不思議に思っていた、
東北と私の故郷、四国は愛媛を結んでいる、
不可思議なつながりのことを思い出しました。
なぜか愛媛にもいるのです、雪女が。

さっきウィキペディアを見て、再確認しましたが、
やはり私の記憶違いではない。
いわゆる「雪女」の昔話・伝承が

>青森、山形、秋田、岩手、福島、新潟、長野、愛媛などで確認されている。

青森~長野は分かる。みんな北の国、雪深いところ。
雪に埋もれ、さびしく孤立した夜。
風が叩く音、雪の落ちる音にも、何者かの訪れを期待し、また恐れを抱く。
雪女はそういう暮らしと心理が生んだ物語のはず。
それがなんで、ひょいと飛んで南国愛媛なのか。

しかも愛媛は吉田町。
今は宇和島市と合併されて町じゃなくなってしまったけど、元「みかんの生産日本一の町」。
海沿いの、低い山々が続くところ。日当たりの良い斜面がおいしいみかんを育てる。
積もるほどの雪が降るのは年に一度あるかないか。
積もっても数センチ。およそ雪女なんて出ると思えない地。

だが、北国と愛媛を結ぶ歴史的に有名な事実がないわけではない。
俘囚と呼ばれたエミシの伊予国(愛媛)への移配である。

やはりウイキペディアから引用すれば

>蝦夷(えみし、えびす、えぞ)は、日本列島の東方、北方に住み、畿内の大和朝廷によって異族視されていた人々

エミシがなんであるかについては諸説ある。
縄文人の子孫、アイヌの先祖、「いや、ただの辺境人だ」、その他あれこれ。

元来はエミシとは「勇敢な人」意味する言葉だったらしい。
大陸から来た農耕者たちは、最初は先住の縄文たちをおそれもし、
あがめてもいたのだろう。交わって生きていたはずだ。
だが、やがて、農耕の富を基礎に、
自分たちが強大な力を持つようになると、
エミシを北へ追い払い、まつろわぬ野蛮人と呼ぶようになった。
というのも一つの説であろう。
その観点から私も
「瀬織津伝説」
http://ww8.tiki.ne.jp/~hidaka/k2/k2.htm#b152
なんて物語を書いている。

このエミシは幾たびも、それこそ数百年にわたり大和の支配と戦った。
大和政権の捕虜となったものが俘囚。
俘囚は、はるか南の地に移配という名の移住を強いられた。
おそらく指導的勢力を地元から切り離し、抵抗運動を弱体化させるため。
かつ先進文明の中での暮らしをさせて、
エミシの有力者を体制内に取り込もうとしたのではないだろうか。

『続日本紀』神亀2年(725年)閏正月己丑条に、
俘囚130名を伊予国に移配したことが記されている。

このときの俘囚は日高見国の者たちではなかったろうか。
日高見(ひたかみ)は今の岩手県あたりの古代の呼び名。
その名残が北上川という名前に残っている。元は日高見川だった。

そして、東京の中山みどりアートハウスに、遠く愛媛から来る者が二人いる。
この二人が、なんの偶然か、ふたりともヒダカ。
一人は日鷹(ひだか)、もう一人は飛鷹(ひだか)なのである。
日鷹さんは、すごく可愛いお嬢さんで、澄んだ美声の声楽家。
もう一人の飛鷹は、ただ吠えまくるだけのおっさんなのであるが。

おそらく、日鷹や飛鷹のルーツは日高見
…などと言うと、根拠の無いホラ話になるのでやめよう。
これまでの話にホラはないのだ。Wヒダカも実話。
だが、ホラ話を始める下準備(のわりに長いぞ^^;)かもしれない。

2011.02.16 19:59 URL | とびたか #FMkYlHcw [ 編集 ]

「褒めたって何もでないわよ」

諏乃羽さまがそうおっしゃたので、我に帰った。
そうよね、こんなに美しいお方だもの、何度も何度も言われていて、
うるさいだけのはず。
それを私、おきれいだとか、うっとりしますだとか、
ありきたりな言葉を並べるばかり。怒らせてもしかたない。
これまでお会いした雪女さんは、みんなおきれいだった。
でも、こんなにまできれいな方ははじめて。
そのうえ、すらりと背がお高くて、顔が細くて、
足も長く、腕も長くて、
ほっそり長い指の先は、かぜに遊ぶ柳の葉のようにしなやか。
なのに上品で女らしいふくらみがちゃんとある。
ふだんなら、うらやましいな、とか思ったり、
あんまりちがう自分がいやになったりすることもあるけど、
そんなことを思うことさえもなかった。
ただただ、その美しさに驚いてしまった。それだけ。
でも、思ったこと、なんでも口にすればいいってものじゃない。
ご不快にさせてしまった。
そう落ち込みかけた私に諏乃羽さまはやさしく笑った。
「うそよ。褒められたらうれしい。特に、あなたのような下心ないひとにね」
そう言って、並んで歩く私の肩をそっと寄せてくださった。
ああ、感激。怖かったけど、来てよかった。この方のお力になりたい。

「ご苦労さまだったわね。屋敷を出るなんて初めてじゃないの」
「そうでもないのですけど」
屋敷の中では歩くけれど、外へでるときは狐車に乗って姿を隠していたから、
姿をさらして人間のいる街を歩くのは初めて。

けれど、この四国という名の島には狐は立ち入れないのだとか。
その昔、空海という名のお坊さんがいて、
狐がその修行の邪魔をした。それに怒った空海さん、
「以後四国に狐は住まわせない」と全部の狐を追い出してしまった。
以後、四国はタヌキの国。狐は入れない。
なによそれ。全部の狐が悪さしたわけじゃなし。根性の狭いお坊さん。
そう思うのだけど、すごく力のあった人らしくて、
未だに狐たちは遠慮して引き返す。

街中を歩く経験は、見るものいろいろ珍しく、はじめは楽しかった。でも、
「街の外に出ても、雪がどこにもないのですね」
「そうなのよね。真冬なのに、里に雪がない。私もすっかり調子が狂った」
「それに人間たちがいるところを歩くと変な音がするんです」
「オト?どんな」
「きゅん、って」
「きゅん?新しい雪を踏むような音?」
「似てますけど、違います。きゅっ、じゃなくて、きゅん。何処からともなくそんな音がして、びっくりして周りを見回すと、人間が私を変な目でみているんです。わたし、人間そっくりですよね」
「そうね。とくにおかしなところはないわよ」
「でも、すれ違う人間たちとわたし少し違うんじゃないか、ばれてしまって、監視されて脅かされているんじゃないか。そう思うと怖くて」
「うーん、人間って、結構いろんな外見のタイプがいるのよ。目が青いとか、肌が墨の色だとか。
少しぐらい違うからってばれないわよ。今も、そのへんな音はするの」
「いえ。今は人間が諏乃羽さまを見てつぶやく声がうるさいだけです。うわーびじん、まぶいぜ、ずっげーいい女、とか、そんなのが」
「あなた、人間の心の声が聞こえるの」
「たぶん、少しだけ。でも…、あっ、今またしました」
「音が?」
「はい、きゅんって」
「あっ、そっか。なるほどね。心配しなくていいわ」
「なんなんですか」
「うん、それはね。おや、奴が来た」

「やっ、スノーちゃん、今日もきれいだね」
その声のほうを見ると、これ、人間のオヤジっていうやつよね、
にたにた笑いながら手を振って近づいてきた。
この人間「きれいだねっ」て、わたしと同じこと言ってるようで、全然違う。
そっか、これが諏乃羽さまが嫌っていた下心ってやつね。
そして諏乃羽さまを鼻の下ながく見てたくせに、私に視線を移すと、
目をしかめた。ふん、どうせそうでしょ。分かりやすいやつ。
「言ってたのはこの子?ちょっと違うんじゃない。雰囲気は似てるけど、以前に一緒に仕事した座敷わらしは…」
「座敷わらしは陸奥に住む一族。この子は越後に住む室(むろ)の一族の子よ。でも屋敷の声を聞く力は座敷わらしと同じ、いえ、それ以上」
「そうかい、だったらいいけど。おじょうちゃん、でいいのかな。ぼっちゃんじゃないよな」
「はい。女です」
それぐらい見えないのかこのオヤジ!
「何をするか、長老さんに聞いてきてるね」
「いえ、ただ諏乃羽さまををお助けしろと」
「そうか、先入観がないほうがいいのかな。たぶん、すごく色んな声が聞こえるはずだ。だけど、本当に大事な声を聞分けてくれ。もうこのあたりのはずだ」

歩きながらいつの間にか人間が「公園」と呼ぶようなところに来ていた。
「ここに建っていた屋敷のはずなんだ」

男がなにやら説明を始めるまえに、私の中に、
時間の彼方からさまざまな声が流れ込んできていた。

この地には様々な屋敷が建てられ、様々な暮らしがあった。
空から降った火で燃えた家、暴風に倒れた家。
それらの屋敷が空に現れては消えていく。
その舞台で行われる、祝福された誕生、すぐに川に流された誕生。
病の床で苦しみぬいた死、首切り落とされた死。
泣き声、笑い声、苦悩の叫び、狂気の吠え声。
そして、これだ。わたしを待っていた声。

なんか安らぎを手に入れたような、でもすごい悲しみも知っている、
そんな顔のおじいさんが現れた。薄い影のようなはかない姿。
「懐かしいな。河野さまのお屋敷じゃないか。このお屋敷を見せてくれてるのは、あんたか」
「はい。あなたはどなたですか」
「わしか、わしは衛門三郎。わしが誰かはあんたの後ろにおる二人が知ってる。それより、ついておいで」
おじいさんの影は歩き出した。
この人は私にしか見えてないはず。
おじいさんの後を追いながら諏乃羽さまを振りかえると、
ちゃんと二人がついてきてくれていた。
しばらく歩くと山のふもとに出た。
おじいさんは立ち止まり、足元を指差した。

「ここを指差しています」
すると男が、いつの間に用意したのだろう、
何かを肩にかついでいる。
私の里では人間が雪を動かすのに使っている道具、
すこっぷというやつで地面を掘り始めた。

諏乃羽さまに尋ねてみた
「衛門三郎さんて誰なのですか」
「お四国めぐり、つまりお遍路ってやつね、それを始めた人みたい。北国の私なんかにはなじみないけど。ねえ、それでいいのよね」
男は土を掘り返すのをやめずに答えた。
「四国の伝説集とか読めばたいてい出てくるよ。もっとも、色んな話があって、どれが本当か迷うだろうね。とびたか・ろう『別伝・衛門三郎』なんてのがお勧めだな。衛門三郎は弘法大師に8人の子供を殺された。そのくせ…」
http://ww8.tiki.ne.jp/~hidaka/k2/k2.htm#b164
おじいさんの影がぶるぶると首を横に振る。
「あった」
そう言って男がしゃがみこみ、たちあがると、手に小さな石。
なんの変哲もない石。でも、掘り出したばかりなのにきれいに光って、
書いてある文字が読める。

衛門三郎再来す

「これが伝説の石だ。公式には○手寺にあることになっているが、こっちが本物だ。一度死んだ人間を再来させるほどの空海の念がこもっている」


         == 申し訳ない、まだ続いちゃいます ==

2011.02.16 20:07 URL | とびたか #FMkYlHcw [ 編集 ]


とびたかさん


途中で切れてる~(泣)。
ちょと待ってみたんですけど続きまだのようですねi-201
お暇な時で良いので続き待ってますね♪

あ、それと、動画見せて頂いてありがとうございます!
自分が映ってるのがなんだか恥ずかしいですが、見るの楽しかったです(^^ゞ

2011.02.16 23:08 URL | エラニユース #- [ 編集 ]

とびたかさんのショートショート、ここにも発見!いろんな人のブログに、たまに掲載してらっしゃるようなので、こまめに巡回しないと、見逃しちゃいます。しかしショートとはいえこうしてみると長いですね(笑)続きが気になりますね。

引き合い会を断って、ちょっともったいなかったですね。エラニユースさん、人前演奏に慣れさえしたら、相当な腕前になりそうなんので、(今のままでもご自分が思っているよりずっと上手ですよ) せっかくのチャンスは生かしたほうがいいと思います。
でもこれから発表会まで結構日にちもあるし、おんそうずで少し度胸もついたでしょうから、きっと大丈夫、間に合いますよ!

2011.02.17 08:30 URL | 私はタワシ #5eVrhZok [ 編集 ]

こんにちは。初めてコメントしました。
とても勇気がいりました。この機会を逃したら“おんそうず”のお仲間なのに
二度とコメントが出来ないかも…。と思いました。

時々私のブログを見てくださっているようでありがとうございます。
大人になってはじめてピアノを習ったとプロフィールには書かれていますが、
初めてとは思えないほどです。
私は子供の頃から習ったことがないのでクラシックに慣れていないのです。
ブログを読むと、とても難しいクラシックの曲を弾いていらっしゃるのですね。
やはりお若いので覚えがいいのでしょうね。
初めてなのにクラシックを難なく弾けるってすごいです。
なので、私には難しくてコメントできませんでした。
先日もすてきなピアノの演奏を聴かせていただきました。すごいな~と思いました。
おんそうず2回目でもう連弾ができるのですね。すごいです。楽しみにしています。

2011.02.17 11:13 URL | freesia #TeHtHwJE [ 編集 ]

==== 長くて申し訳ない。続きです ====


「ラブホのほうがさ、きれいだし、結構安いんだよ」
「バカ言わないでよ」
と、意味がわからないことを、男と諏乃羽さまが言い合った後、
ビジネスホテルとかいう建物の中。

男が説明しだした。
「その昔、大陸で戦乱が続き、多くの人々がこの列島に逃げ込んできた。その人々は稲作と、進んだ文明をもたらした。だが、大陸で人々を戦乱に駆り立てていた妖狐たちも、一緒にこの列島にやってきた。倭国大乱から始まり、この列島でも戦乱が続いた」

「いきなり話が壮大になるんですね」
「ああ、ピアノでいうとオトコマエ演奏ってやつだな。ショートショートのネタにはでかすぎるんで、急いで行くぞ」
「あのー、意味分かりませんが」
「気にするな。ある年、四国で修行していた若き空海が、妖狐のボスキャラ玉藻と出会い、これを封じようとしたが破れ、逆に殺されかけた。それを助けたのが雪女だ」

「四国に雪女がいたのですか?」
「大陸から稲を育てる人々が来る前、列島にはエミシたちが住んでいた。エミシは神々やもののけ、つまりあんたらだ、と垣根なく交わり暮らしていた。ときには大声で歌いあい、垣根のない音楽会を開いて騒ぎ、そうおんずだなどと蛙が迷惑がるほどだった」

「エミシの話は聞いたことがあります。でも、そうおんずって?」
「まあ、さらに気にするな。だが、大陸からの人々は妖狐にそそのかされ夜魔土と呼ばれる国をつくり、エミシから土地を奪い、殺し、追い払った。そしてだんだんと北の土地へと侵攻した。北のエミシたちは頑強に抵抗した。だが、戦いやぶれ捕虜になり伊予の国に流されたものもいた(725年)。その中の一人の男が雪女とちぎっていた。だからその雪女も男をしたって伊予に来てたのだよ。人間の命ははかない。だが、雪女は空海(774―835)の時代まで生きていた」

「へー、年代まででる話なんですね」
「そりゃ大ボラ話は細部は真実で、って違う。ともかく、妖狐は列島のもののけの敵でもある。雪女は妖狐を凍らせた。まさか四国に雪女がいるとは玉藻も思っておらず油断していたのだろう。だが一時凍らせたとて玉藻を倒せたわけじゃない。空海は玉藻を消滅させるべく遣唐使となり大陸に渡り、密教を修行した。だが20年は修行するはずが、わずか2年で雪女からSOSの携帯メールだ。玉藻覚醒近し」

「は?携帯メールですか」
「テレパシーと言おうと携帯メールと言おうと、荒唐無稽はかわらん。信じるものは救われる。黙って聞きなさい。遣唐使の義務は20年の修行。その定めを破って帰れば死罪だ。だが空海は帰国した。そして雪女とともに闘い、今度は玉藻を石鎚の氷穴に固く封じた。それを知った朝廷は空海の死罪を免じた。なぜ空海が2年で帰国し、また死罪にならなかったのか、歴史の大きな謎の一つだが、そういうわけなのだよ。どうだ、レキジョが喜ぶストーリだろ」

「そういわれても、歴史に興味ないし」
「つまらんやつだな。まあ、歴史はいい。問題は今だ。封じることはできたが、2年の修行では消滅させられなかった。玉藻はまだ石鎚の氷穴に封じられたままなのだよ。そして空海は、玉藻に味方する他の妖狐が侵入できないよう、また玉藻が目覚めても簡単には四国から逃げ出さないよう、狐避けの結界を張った。罪もない狐たちには迷惑な話だが、彼らも四国を追い出された。私の先祖もね」

「あなたの先祖って狐なのですか」
「もうすっかり血は薄いが、私の先祖は安部清明(921-1005)。狐と人間がちぎってうまれた、史上最強の陰陽師だ。そして私は現代の陰陽師、別名憑物落師の鳶野鷹明」

「つきものおとし、とびの・たかめい。なんかパラワールドでそんな名前を聞いたような」
「うん、いい読み物を知っているようだね。それはともあれ、結界を張ったくせに、空海、狐を四国から追い出すときに馬鹿な言葉を残した。『瀬戸内に金(かね)の橋がかかるまで帰ってくるな』と」

「すっごい、ひょっとして空海さん、瀬戸大橋を見通していたんですか」
「そんなわけないだろ。永遠に起こり得ないことの例えのはずだ」
「ですよね、私を乗せた狐車は四国に上がろうとしませんでした」
「だが多くの狐が四国へ入ろうとしはじめた。お大師さま予言してくれてたんだと。しかし狸が認めない。『ぞうりの裏のような味』と同じだ、たとえ話だと。ところが狸と狐がもめて結界に隙間ができた。それをついて四国を抜け出したものがある。その一体に出会って私は気づいたのだよ。玉藻が目覚めた。本体はまだ凍りついているが、尾は動きだしているのだ。その数9本。すでにこの列島の指導者たちに取り憑いていた。お前も気がついているだろ、瀬戸内海に橋がかかった頃から、この国の指導者に戦乱を好む言動が増えてきていると」

「そういわれても、ニュースに興味ないし」
「お前はバブル時代のギャルか。ともかく、人ともののけ共通の敵の問題だ。もののけの長老さんに相談した。雪女の力がいるとね。私が取り憑いた尾を降ろすので、玉藻本体と一緒に再び氷結させてほしいと。だからスノーちゃんが四国に来てくれた」

「ところが」
黙っていた諏乃羽さまが鳶野を指差した。
「こいつが無能でさ。降ろした9尾を玉藻のところに呼び寄せられない。一体に集めて凍らせなきゃならないのに」」
「しょうがないだろ。空海ほどの天才は私にはない。だが、それで思い出した。空海の念がこもった石があったと」
鳶野があの石を懐から出して額に当てた。
「その石の力でなんとかなりそう?」
「ああ、すごいものが私の中に流れ込んでいる」
それを聞くと、諏乃羽さまは私の目を見つめて微笑まれた。
「いいお仕事してくれたわ。すごい才能ね。時の声に耳を傾けているあなたの顔、真剣でりんとして素敵だった」
本当だ。諏乃羽さまのおっしゃる通り。褒められるって嬉しい。

「さっ、長話している間に十分休んだでしょ。いきましょ」
諏乃羽様の顔に緊張が走った。
これから厳しい戦いに向かわれるのだ。
けれど鳶野は、
「あ、ちょっと待ってくれ。その前に用事があってさ」
「時間が無い。玉藻本体が目覚めてしまうまえに9尾を集めて凍らせないと」
「そうあわてなくてもね。並みの作家なら9尾一体一体倒していく大長編物語が始まるはずが、ショートショート作家は、連載打ち切りであわててまとめて倒しちゃう技をいつでも使えるんだから」
「なに意味不明の意言葉をしゃべってるの。怖気づいてもだめ」
二人の姿が、薄くなりはじめ、ふわりと浮くと、天井に吸い込まれていった。
「あのー、私はどうすれば」
そう呼びかけたけど、
「まって…」という声が小さく聞こえただけだった。



待ってるだけで本当にいいのだろうか。
三日目になると不安になって、
いらいらしだしたけど、待つしかなかった。
だけど、松山っていいところよね。
真冬なのに雪がない。
なのに熱めの温泉って、慣れるといい。
お城に登って見渡す景色もいいし、
ゆっくり走る路面電車に乗ってるのも楽しい。
タルトとか坊ちゃん団子もおいしい。
私って、ぐっと普通に人間よね。街に溶け込んでいる。
なんとなく、しばらくこのままでいいかな、て気持ちになったりする。
でも、街を歩くと、あいかわらず、ときおり、あの変な音がする。

結局、二人が帰ってきたのは5日目。
同じ天井からふわりと降りてきたのは鳶野。
でも、私を見るなり、きょとんとした声で言った。
「おや、おまえまだいたのか?」
「まだって、諏乃羽さまが、まって」
「そう、まっていなくていいって言ってただろ…わっ」
鳶野の上に、諏乃羽さまが降ってきた。
「あら、待っていてくれていたの。ありがと。ところで鳶野は?」
きょろきょろ見回す。
「諏乃羽さまの下です」

「どこ見て落ちてきてるんだ」
鳶野がぶつぶつ言いながら立ち上がると、諏乃羽さまが
「まともに見えてないのはあんたでしょ。なんであんなに狙い外すのよ。結局は封じることができたけど、私がどんなに苦労したか」

「しょうがないだろ眼鏡なくしたんだから」
「えっ?そういやあなた以前は眼鏡してたけど、今はコンタクトじゃないの」
「遠近両用コンタクトなんて使いにくいものしてないに決まってるだろ」
「遠視に、近視なの?」
「近視だよ。でも本当に近くのものを見るには眼鏡をはずさなきゃならない。すぐはずせるコンタクトなんてないだろ。だから眼鏡なんだが、しょっちゅう外すから、しょっちゅう無くす。眼鏡を探す眼鏡がいるんだ。眼鏡はどこかと探し回って、疲れて座ったら御尻の下にあったりする。スノーちゃんも中年になったら分かるよ」

「なくしたんなら、買えばいいじゃない」
「だから買ってから行こうとしたのに君が無理やり玉藻前に。もう出なおせなかった。闘うしかなかった。けどね、私はね、よほど近くのものしかちゃんと見えない状態なんだ。ほら、この子の顔だって」

そう言って目をしかめて私を見て、それからぐっと近づいてきた。
「これぐらい近づかなきゃ」
そこで鳶野は黙ってしまった。ひょいと私から目をそらし、くいと天井を見た。
あの音がした。

きゅん。

今まで街中でしか聞こえなかった。部屋の中で聞こえたことなどないのに。
一番大きく聞こえた。
鳶野があっちを見たということは、天井からしたのかしら。
でもそうは聞こえなかった。
諏乃羽さまは、鳶野と私を両方をきょろきょろ見てらした。
そして
「そっか、そっか、トビっちも人間の男だものね」
そうおっしゃると突然、お笑いになった。
鳶野は固まったように天井を向いたまま。
なにやら顔が赤らんでいるの?
「いいわよ。黙っといてあげる」
諏乃羽さまは鳶野の肩を叩いてそう言うと、
私の方を向いた。
「不思議に思ってるでしょ。でも、今は内緒」
どういうことか、わからない。

諏乃羽さまは、私を狐車の待つ港へまでお見送りくださった。
「帰るのは私だけですか。まだ四国に住まわれるのですか」
「そう。まだ長老様のご指示があるのよ」
「それは」
「人間の子供を産むの。たまに人間の血ともののけの血が混じらないと、陰陽師の家系は続かない。玉藻はまた眠らせただけ。地球ダンダン化とかさ、またいつ目覚めるかもしれない。人間の命ははかないわ。必要でしょ、鳶野みたいな奴の子供も」
「えー、その人間って」
「そうよ。あいつ」
「まさか!お美しい諏乃羽さまのような方が、あんな」
オヤジと言いかけて言葉を呑んだ。
それが事実であっても、仮にも諏乃羽さまの連れ合いになる方なら、言ってはならない。
けれど、遅かった。聞こえてしまっていた。
「そうなの、オヤジよねー。はっ、はっ、は、おまけにあいつ、たぶん、すごい浮気者」
「それがわかっていて」おいたわしい。
「でも、本当に浮気したら」
そこで諏乃羽さまは黙った。お顔は笑ってらしたけど、唇の端が右側だけ、少しもちあがっていた。
ぞわっと背中に何かが走った。
鳶野に少し同情が湧いたのは気の迷いだったかしら。

「また来てね、四国に」
「はい。今度はおみやげもってきます」
「なんか人間めいてきたわね、あなた」
「そうですか」
「教えてあげてないとね。人間の街を歩くとき、あなたに聞こえる音の正体」
「あっ、そうです。それ聞くの忘れてました」
「あのね、ちょっと悔しいし、うらやましいから隠してたんだけど」
「うらやましい?諏乃羽さまにもそんな気持ちあるのですか」
「あるに決まってるじゃない。何もかも持つなんてできないもの」
「諏乃羽さまにはすべてあります」
「はいはい。ありがとう。でもね、私じゃ鳴らないみたい」
「鳴る?なにがですか」
「人間の男の胸よ」
「人間の?男の、鳴る?」
「そうよ。人間の男の胸はね」

諏乃羽さまは私の額を人差し指でちょんと押さえながらおっしゃった。

あなたみたいな、ちっちゃくて可愛いのを見ると、
鳴っちゃうのよ。
キュンってね。

2011.02.17 20:06 URL | とびたか #FMkYlHcw [ 編集 ]


私はタワシさん


いろんなところで書いてらっしゃるようなので、
油断してると見逃しそうですよね~(笑)。
しかし、ショートショートでも確かに長いですね(笑)。
私も続き気になってたんですが、書いて下さったようです♪

弾き合い会、今考えると断ってかなりもったいなかったなーと思いますi-202
人前演奏のチャンスだったのになぁ。
上手くはなくても(タワシさん褒めて下さってますがi-201)、
せめて出来るだけ普段どおりの演奏が出来たらと思うので、
人前演奏にもっとなれるようにしたいと思います。
しかし、発表会は間に合うか正直微妙かもです~(汗)。
でも、頑張ってみますね!

2011.02.17 20:47 URL | エラニユース #- [ 編集 ]


freesiaさん


コメントありがとうございます~!
私もコメントしようと思いつつ結局勇気がでなくて…i-201
freesiaさんからして下さってとても嬉しいです(^^♪

すみません、コメントはしてなかったのですが
時々ブログにお邪魔して読ませて頂いてました♪
こちらこそ、楽しませて頂いてありがとうございます^^;
大人になって習い始めたからかなかなか上達しなくて凹むことも多いですが、
あの拙い演奏を褒めて頂いて嬉しいです♪
私も子どもの頃習ってなくてクラシックとても疎かったのですが、
習い始めて演奏会を聴きに行くようになりました。
でも、シャンソンもクラシックとはまた違った難しさがあると思いますし、
それはそれですごいと思います!
シャンソン疎かったのですが、freesiaさんのブログでいろいろ知りました♪
またいつかぜひ、freesiaさんの演奏も聴かせて頂きたいです(^^ゞ
しかし、私のやってる曲は、他のみなさんのと比べると難しくはないんですよ~i-201
若くもないですしi-229
書き方が下手なのでなんだか難しく見えるのかも(笑)。
でも、コメントはお気になさらずお暇な時にまた来て頂けたら嬉しいです(^^
連弾はまだ1度しか経験なくてどうなるか分かりませんが、
楽しんで弾けたらいいなぁと思います♪

2011.02.17 21:18 URL | エラニユース #- [ 編集 ]


とびたかさん


続きありがとうございます!
続き気になってたんですよ~(笑)。
まとまって良かった♪
しかし、本当によく思いつきますね(@_@)
今回のは雪国→雪女が発想のもとでしょうが、
それを発展させて書いてすごいなぁ。
また他の話も楽しみにしてますね(^^♪

2011.02.17 21:40 URL | エラニユース #- [ 編集 ]

タワシさん:
エラニユースさん:
長々しい話を、優しく許してやってくださってありがとうございます。

自分のところに書くならいくら長くてもいいけど、
他所さまのコメントに書くものは、さらりと読める長さのもの、
そうは思うのですが、つい長くなってしまいました。冷や汗ものです。

でも、だいぶ前から「可愛らしい座敷わらしの話」
というものを書きたいと思ってました。
で、そういう物語書くなら、ここですよね、タワシさん^^;

なぜかというと、
以前の物語ブログで交流してたある人が
 *その頃は、ネットの付き合いはネットのつきあい、
   実際に会う=オフ会なんて考えられなかった
ちっちゃい系の女の人だと知ったとき、
「都会で暮らす小さな女の人への応援歌」
というイメージで歌ができてしまいました。
http://www.youtube.com/watch?v=wpOQnLBcFkg

でも、歌詞のなかではそういうこと、なんにも言ってないので
唐突に歌っても意味不明。
その前フリにできる物語がほしかった。
その人が山形生まれだと知ったときに、
北国の小さい可愛い系→座敷わらしだよ、と、そこまではたどりついていたのですが、
それ以上思いつけないまま時はすぎ…。

なので、エラニユースさんを見たときから、
その創作意欲が再びもりもりと(�笑)

でも、この長さ。
歌の前フリには使えない。
室(むろ)の一族の別物語、
ただし、さらりと短いの、なんか作れないかなー。

2011.02.18 12:24 URL | とびたか #FMkYlHcw [ 編集 ]


とびたかさん


お話楽しみにしてるので、また書いて下さいね^^;
でも、座敷童子のお話書くならここってなんででしょうか~?笑
しかし、今回のお話、そんな経緯があったんですねー。
別物語、さらりと短いのも読んでみたいですね♪

2011.02.19 00:04 URL | エラニユース #- [ 編集 ]













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